出産準備(妊娠後期)
妊娠8ヶ月(28~31週)
逆子の危険性でも…
もし逆子と言われても、この時期ほとんどの胎児は自然に頭が下になる頭位に戻ります。病院でも「逆子体操」というものを案内しています。また、帝王切開より対処できるので特に心配はいりません。もし破水してしまったらすぐに病院へ駆けつけてください。
聴覚の確立、より人間らしく
このころ胎児の聴覚はほぼ完成するため、いろんな外界の音が胎児に届きやすくなります。胎児はママの声のリズムやママの血流の音を記憶すると言われています。誕生後、赤ちゃんをママが抱いて語りかけたり、ザザーッという波の音を聞かせると泣きやむケースが多いのは、聞き慣れたママの声やママの胎内音に似た波の音のおかげで安心できるからです。また、胎教が早産の防止にもつながります。早産防止については、胎教の重要性でご説明します。
妊娠9ヶ月(32~35週)
胎動の最終ステージ
32週ごろになると、胎児は羊水の中でクルクル回転することもなくなり頭位の姿勢に落ち着きます。胎児にとって子宮は狭くなり、運動が制限されて手や足がおなかにぽっこりでてくることが多々あるでしょう。胎動としては最終段階にあたります。
人間として完成体へ
胎児の体に皮下脂肪がついて丸みをおびてくる時期です。全身をおおっていたうぶ毛が薄くなり、髪や爪がのび皮膚の色にもつやが出てきます。また、内性器・外性器ともに完成するため、たとえ早産だとしても、予定通り出産した状態とほぼ変わらずに育つようになります。
妊娠10ヶ月(36~39週)
出産準備の最終段階
体の中でお産への準備が始まります。不規則にお腹が張り、胎児の動きも収まり、下腹部がふくらみ痛む…。様々な症状に悩まされます。
万が一出血した場合、またはすぐに病院に連絡し、医師の指示を仰ぎましょう。陣痛が起こる前に破水した場合、胎児を包んでいる卵膜が破れたために膣から子宮に細菌が入りやすくなります。この場合もすぐに病院に連絡しましょう。
新しい命の誕生準備
胎児は4頭身になり顔つきもふっくらしてきます。外界の生活に十分に適応できるまでに成熟しています。なお、胎児が外界に適応できるかどうかは、体重増加など体の大きさと合わせて、体の機能の成熟度が重要になります。特に、誕生と同時に肺で呼吸ができること、体温を調節して一定に保つことができること、などが成熟児の条件です。
